アグリビジネス投資育成株式会社は、平成14年、農業法人の自己資本充実を図りその発展に資するため、「農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法」に基づき日本政策金融公庫と農協系統団体からの出資により設立された投資育成会社であり、農業法人の自己資本拡充および各種経営サポートを通じ、日本の農業の発展に寄与してきました。
今日、あらゆる分野での規制・制度改革や経済社会の一層のグローバル化が進展し、業務内容や直面するリスクが多様化・複雑化しています。
そうしたなか、自己責任原則の下で徹底した自己規律・自助努力が要請され、法令等を遵守し、業務運営の透明性を一層高めていくことが求められています。そうした状況を踏まえ、当社は、環境の変化に常に適切に対応することにより、引き続き信頼を確保し、その設立目的を果たしていけるよう、役職員一人一人が不断の努力を行うことを誓い、倫理憲章を定めるものです。
1. 基本的使命と社会的責任
私たちは、農業法人投資育成会社としての当社の基本的使命と社会的責任の重みを常に認識し、健全な業務運営を通じてそれらを果たしていくことで、社会からの一層の揺るぎない信頼を確立します。
2. 質の高いサービスの提供
私たちは、お客様の利益の適切な保護に十分に配慮し、創意と工夫を生かした質の高いサービスの提供により、お客様のニーズに応えて農業法人の発展に資する投資育成業務を行い、当社の役割を果たしていくことを通じ日本の農業の発展に貢献します。
3. 法令等の厳格な遵守
私たちは、関連する法令等を厳格に遵守するとともに、社会からの要請に適応し、誠実かつ公正な業務運営を遂行します。
4. 反社会的勢力の排除
私たちは、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、毅然とした態度で対応し、関係遮断を徹底します。
5. 透明性の高い組織風土の構築
私たちは、経営情報の公正な開示をはじめとして、社会とのコミュニケーションの充実を図り、良好な関係維持に努めつつ、人間尊重の考え方に基づく透明性の高い組織風土を構築します。
倫理憲章およびその精神の遵守にあたっては、すべての役職員がその意義を理解し実行していくとともに、取締役会会長以下経営層が強いリーダーシップを発揮し、自ら率先垂範して実践していくことが重要です。
すべての役職員は、倫理憲章およびその精神を遵守し行動の指針とするとともに、健全な業務運営を遂行し、もって基本的使命を果たす責任を負っていることを、ここに改めて銘記します。